ただの自慢?

常に何か読みかけの本がないと気分が悪いくせに、自分ではあんまり本を買わない。高いし重いし、買いだすとあれもこれも欲しいので、思い切って全部買って読んでみるとつまんなかったりしたから。

実家に帰れば母上が適当にみつくろった文庫本が玄関横に積んであるので、読んでないもの探してかたはしから読む。適当な新刊がない時は古い文庫本の山から適当に抜いてくる。いつ読んだんかいなっていういわゆる「文学」めいたものからハウツー本まで節操がない。基本的にタダで手に入れた本なのでおもしろくなくても大して文句はないが、身銭を切った後悔もないので批判の手も緩めない。

さらに本のおさがりも来る。母の友人に「本がない」と言うと読み終わった適当な本を送ってくれる。しかも速達で。これもまた西村なんとかの○○特急殺人事件から外国映画原作やら中学生向けまで節操がない。大変ありがたい。

それからブックオフが隣のビルにある。夜12時まで開いているからジャンキーには嬉しい。書庫のつもりで立ち読みにいける。読み終わらなくて買って帰っても、どうせ二束三文である。

というわけで、読書日記に出てくる本のセレクションには大した一貫性がないのだけれど、タダの本が多い。あと、セレクションに関してはかなり行き当たりばったりだという共通点があるという種明かしをしておく。読書に執着する割には、特定の作品への一途な思い入れのようなものに欠けているという意味では「かわいくない」読書日記なわけで。というのはこじつけなわけで・・・。