2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ただの自慢

冠婚葬祭による召集で、久しぶりに同世代の従兄弟が集まった。幼少期をバラバラの県で過ごし、あまり近しい環境で育ったわけでもないのに、この血筋はかなりエグいシンクロをみせることで有名。ツッコミもボケもエグいのが分かっているので、身内のみの場所…

ただの自慢

自宅から駅まで歩く間に本屋が4軒ある。まがりなりにもオフィス街だからなのか、それぞれキャラが違うので、毎日たのしく群雄割拠しているもよう。自宅から近い順に紹介。①ブックオフ:24時閉店。都内最大級とあるが、要するに郊外店のサイズ並み。何かを探…

ただのため息

書店では見つからなさそうだけどカウンターで予約するのもちょっとな、という本をamazonでまとめてオーダーしました。新刊じゃなくて古本でみんなみつかったので一冊300円程度なのは良いのですが、3つの店舗に分かれたせいもあってか本の代金3500円に対して…

育ちの悪い本

桐野夏生が描く変人はなんでこんなに真に迫っているのだろうかね。「I'm sorry,mama.」の主人公アイ子は登場した時から、育ちの悪さから来る汚れ感と不気味さを漂わせている。他人に害を及ぼすレベルのズボラさが恐ろしいと同時に、怖いもの見たさで目が離せ…

ユング系の夢見がちな本

MKさんの差し入れ、萩尾望都の「バルバラ異界」は夢を見ている少女と夢にダイブする案内人と彼自身の家族を含めた過去と未来が入り乱れる・・・と、好みの筋書きテンコ盛なのに「マイノリティー・リポート」だとか「セル」だとか「12モンキーズ」なんかをチ…

ストーカーの本

タイトルに少しでも惹かれた自分が嫌になるほど、北尾トロの「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか」は非道かった。普段はなかなかできないことをちょっとした勇気を振り絞ってやってみようという企画ルポだが、ことごとく下らない。動機もダメだが、で…

ただの愚痴

吉本ばななの「アルゼンチンババア」のような本は得意じゃないのだ。「不倫と南米」というのも以前に読んだが、スルーしてしまった。ナナナンキリコなどと同じく、こういったタイプはどう味わって良いのかよくわからないで15分くらいで読み終えてしまう。じ…

ヒモの本

花村萬月の「ぢん・ぢん・ぢん」の読みやすさは何かというと、新宿を舞台にわりとナイーブな勇者(20歳男子)がヒモを目指して冒険していくドラゴンクエストだからだと思う。ホームレス哲学者とかニセオカマのヤクザとかドブスの女編集者とか、えらく濃いジ…