ユング系の夢見がちな本

MKさんの差し入れ、萩尾望都の「バルバラ異界」は夢を見ている少女と夢にダイブする案内人と彼自身の家族を含めた過去と未来が入り乱れる・・・と、好みの筋書きテンコ盛なのに「マイノリティー・リポート」だとか「セル」だとか「12モンキーズ」なんかをチラチラ思い出して、イマイチのめりこめないのは、展開の速さのドタバタ感がハリウッド映画っぽいからなのだろうか。で、ほほうと思った頃に最終巻が来る。

非常に惜しい。なんかもう、痒い。

過去をいじると未来が書き換わってしまう、その差異を確認できる主人公の立場って一体・・・そうなるのも分かるけど、ねぇ、みんな読んでなんとか言ってよ。バックツゥザフューチャー見た後にガタガタ文句垂れるような無粋な事をしてみたくなっちゃうんだけど、おもしろい作品ではあるんだよ。う〜。

バルバラ異界 (4) (flowers comics)

バルバラ異界 (4) (flowers comics)