2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中国人の本

腰が抜けるほどキッチュな中国雑貨に涙を流しそうになったことはありませんか。こんなもん作って売って買っては喜ぶ人ってどんなな?という疑問に答えるのが中華生活ウォッチャーズによる「踊る中国人」。三国志や水滸伝で古い中国人のメンタリティーしか知…

紀州の本

久々に大学の部活でいっしょだった人たちで集まったが、話題に欠いた。現役学生の頃は、新歓だ追い出しだと、しょっちゅう社会人の先輩とも飲んでいたが、今考えると先輩達はぼさーっとした後輩にむかってあれやこれやとアプローチしていてくれたんだと気づ…

博打打の本

テレビドラマやCMを見ていて、自分が少しでも詳しい業界について「ちょっとそれは全然違うんだがな」と感想を持つ事は多い。で、博打打ややくざもそうなんだな、と分かる本。時代劇なんかで、みぐるみ剥がして「おとといキヤガレ!」なんてやるわけないんで…

妖怪探しの本

キャバクラやホストクラブにはどんな愉しみがあるのだろう?という話をしていて、結局はおしゃべりが楽しいのだろうと職場のRK君と話していた時のこと。ならば、似たような顔付きの「イケメン」ばかりじゃなくて、話のおもしろそうな癖のあるジジィを揃えて…

ただの感謝

引っ越して半年にししてようやくハウス・ウォーミング・パーチーを開催。編集軸のよくわからんすかすかの本棚を見て、誰がまず何を手にするかを見るのはおもしろいものでした。とかいって一番目をひいていたのは、写真立て。漁師町のタクシードライバー(推…

新聞漫画の本

ロサンゼルスに着いた頃、漫画なら英語でも読めるわいなと思って眺めた「ブーンドックス」に読めない単語があって「げっ」と思った事がある。よく分からない部分をルームメイトに聞いたら「説明長くなるからね・・・えっとー、それにしてもシニカルだわ」と…

追悼の本

おヒゲのダンディ嵐山光三郎については「文人悪食」でふれたが、今度は文学者の死に際しての追悼をめぐる研究「追悼の達人」を読んで、このオッサンへの敬意を新たにした。今となっては崇めたてまつられまくるしかないほどに伝説化してしまった、文学界の「…

ただの妄想

「雑誌と写真集とフィギュアはきりがないから買わない」 子供にしてはスカしたモットーだが、そんな自分が一時期毎週読み、買っていた雑誌「週間ベースボール」略して「週ベ」。セーラー服で買いに行くには、少しく恥ずかしい雑誌であった。そしてもっと恥ず…