妖怪探しの本

キャバクラやホストクラブにはどんな愉しみがあるのだろう?という話をしていて、結局はおしゃべりが楽しいのだろうと職場のRK君と話していた時のこと。ならば、似たような顔付きの「イケメン」ばかりじゃなくて、話のおもしろそうな癖のあるジジィを揃えてくれたらいいのに、と自分。「確かに、アラマタみたいなオッサンがたくさんいて、変な話をきけるのなら俺は一晩中でもいるね」、とRK君。ああ、そんなクラブがあったら!と、しばし夢想に走る二人・・・。
そんなRK君が貸してくれた「新日本妖怪巡礼団」byアラマタ。どこまでアラマタが書いているのか知らないが、「○○なのだ!」とえらく調子よく日本の怪奇スポットが紹介されていく。どんなトンデモスポットでも、突っ込み口調にはならない肯定の姿勢がリズム良く、実に楽しい。○○らしい!○○なのだ!って、荒木飛呂彦系を読んでいるようなテンションで旅をしてみたいと思わせる。特に、人魚や妖怪のミイラを調べていくくだりには、子供のようにわくわくする。こういう変なおじさんには、ついていってしまいそうになるじゃないか。無論、ホストクラブであればどんどん高い酒もオーダーしようというものだー。