襲撃の本
「この人同じ大学の出身なんだよ!」と触れ回りたくなる数少ない著名人、高村薫。中島らもなき今、自分の中での大阪の価値を支えているのはこの人と田辺聖子とリッツカールトン大阪。人じゃないのも混じっているが。
要するに銀行の地下にある金塊を盗む話なんだけど。北と南と公安と左翼と、テンコ盛りで尾行合戦になる辺り、読んでる自分が落ち着かないですな。あーもう、安穏となんか暮らせないよぅー(妄想)きっと北朝鮮関係で外交の丁丁発止の裏にはアングラレベルでの激闘が今も続いたりしてるんだわー(半妄想)都会って有象無象の人間の隠れ蓑よなー(わりと現実)・・・。
久しぶりに、ねちこーい男キャラ描写を楽しみましたよ。同人系好きな人、余計にハマりますよと。
- 作者: 高村薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/01/28
- メディア: 文庫
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