演技の本

モーリス・ベジャールの映画が今日までだから昨日あわてて最後の回を見に行った。「光=ルミエール」という作品ができるまでのベジャールを追っているのだが、映画というよりむしろdvdの特典映像並。金返せ。

ダンスだとか、フリークライミングの映像ではカメラが追っている動きが不用意にフレームアウトしてはイカンのです。ご法度。構図の落ち着きとか、バリエーションの問題を解決する為くらいにフレームアウトすんな。ああそうか画面が縦長だったら良かったのか!(逆ギレ)

ダンスじゃなくてその影を映す事でダンスを想像させ、指導するベジャールの動きじゃなくて顔ドアップを映す事で彼の年輪と迫力をってか?だから何なんだよー。そういう横長画面に座りの良いイメージ映像で続けても何も言いたい事ないんだもの。対峙するには大物すぎたのか知らないが、制作側の解釈に欠けているドキュメンタリーはドキュメンタリーに非ず。取材対象と勝負する気ないなら作らなければ良いのに。っけ。それでも何箇所かそうですそのとおりですーと思ったベジャール様の言葉を胸に、ガラスの仮面でも読もうっと。

ガラスの仮面 (第23巻) (白泉社文庫)

ガラスの仮面 (第23巻) (白泉社文庫)