らもの本

あんまりテレビを見ないのであんまり文句言う筋もないけれど、バラエティー番組の「おもろい度」が、これまでの体感平均値よりいちぢるしく落ちてきているようでつまらん。飲み会でちょっとおもしろい酔っ払いレベルの「おもろい度」から、放送できない内容をカットするとこうなりますがなにか?って開き直っているような。テレビじゃなくても良いような事をテレビでやると新しいでしょ、お茶の間の皆さんも親近感持てて、てか。携帯でテレビ見れる時代にお茶の間の皆さんて呼びかけるんじゃねー。

あの人は治外法権だとか、存在が放送禁止だとか思っていた中島らものムック本に、野坂昭如中島らもバイアグラ飲んで「効かないな〜」とか「ここで効いたらいやだな」とかうだうだ言っている対談があった。煽られてもどこふく風のらもさんに惚れなおした。このシチュエーションと人選の絶妙さやいかに。「おもろい度」も酔っ払い加減も半端じゃない場合はテレビより活字のほうが自由度が高いやね。テレビ消して本読も。

中島らも (KAWADE夢ムック 別冊文藝)

中島らも (KAWADE夢ムック 別冊文藝)