2004-01-01から1年間の記事一覧

紀州の本

久々に大学の部活でいっしょだった人たちで集まったが、話題に欠いた。現役学生の頃は、新歓だ追い出しだと、しょっちゅう社会人の先輩とも飲んでいたが、今考えると先輩達はぼさーっとした後輩にむかってあれやこれやとアプローチしていてくれたんだと気づ…

博打打の本

テレビドラマやCMを見ていて、自分が少しでも詳しい業界について「ちょっとそれは全然違うんだがな」と感想を持つ事は多い。で、博打打ややくざもそうなんだな、と分かる本。時代劇なんかで、みぐるみ剥がして「おとといキヤガレ!」なんてやるわけないんで…

妖怪探しの本

キャバクラやホストクラブにはどんな愉しみがあるのだろう?という話をしていて、結局はおしゃべりが楽しいのだろうと職場のRK君と話していた時のこと。ならば、似たような顔付きの「イケメン」ばかりじゃなくて、話のおもしろそうな癖のあるジジィを揃えて…

ただの感謝

引っ越して半年にししてようやくハウス・ウォーミング・パーチーを開催。編集軸のよくわからんすかすかの本棚を見て、誰がまず何を手にするかを見るのはおもしろいものでした。とかいって一番目をひいていたのは、写真立て。漁師町のタクシードライバー(推…

新聞漫画の本

ロサンゼルスに着いた頃、漫画なら英語でも読めるわいなと思って眺めた「ブーンドックス」に読めない単語があって「げっ」と思った事がある。よく分からない部分をルームメイトに聞いたら「説明長くなるからね・・・えっとー、それにしてもシニカルだわ」と…

追悼の本

おヒゲのダンディ嵐山光三郎については「文人悪食」でふれたが、今度は文学者の死に際しての追悼をめぐる研究「追悼の達人」を読んで、このオッサンへの敬意を新たにした。今となっては崇めたてまつられまくるしかないほどに伝説化してしまった、文学界の「…

ただの妄想

「雑誌と写真集とフィギュアはきりがないから買わない」 子供にしてはスカしたモットーだが、そんな自分が一時期毎週読み、買っていた雑誌「週間ベースボール」略して「週ベ」。セーラー服で買いに行くには、少しく恥ずかしい雑誌であった。そしてもっと恥ず…

ただの感想

恵比寿で「華氏911」を見てきました。ドキュメンタリーとしては、コロンバインのほうが出来が良かったと思うけれど、そんな事言ってられないあせりがにじみ出てしまう悲痛さが沁みた。見る前から町山さんのブログで予備知識いっぱいテンコ盛で臨んだわけ…

古川柳の本

ことばを味わう。ちょこっとずつタイムリーに旨いもんをつまめる飯を「チビウマ」と呼んでいるが、川柳はことばのチビウマ。「武玉川」という、やんわりとナイスな川柳ダイジェスト版のようなもんを田辺聖子が紹介するこの本、ことばのセンスが良い人の手に…

ただの予言

お仕事用に「ゼクシィ」10月号を購入。厚さはジャンプぐらいでも、全部がカラーページなのでありえない重さ。きょう日のノートパソコン2台分はあるかも。ああ、もしかしてこれは新婦じゃなくて新郎が買ってきてくれるものなの?だって、書店の紙袋じゃなくて…

サイケの本

映画「マインドゲーム」を見に行ったらトークショー付き、朝まで関連イベントでマインドゲームなVJを眺め、帰宅してから復刻版のマンガを読んだ。もう、首から下ずっぽり漬かりきってる状態。首から上?仕事だ仕事。映画では、多彩なアニメーション表現にウ…

演技の本

モーリス・ベジャールの映画が今日までだから昨日あわてて最後の回を見に行った。「光=ルミエール」という作品ができるまでのベジャールを追っているのだが、映画というよりむしろdvdの特典映像並。金返せ。ダンスだとか、フリークライミングの映像ではカメ…

襲撃の本

「この人同じ大学の出身なんだよ!」と触れ回りたくなる数少ない著名人、高村薫。中島らもなき今、自分の中での大阪の価値を支えているのはこの人と田辺聖子とリッツカールトン大阪。人じゃないのも混じっているが。要するに銀行の地下にある金塊を盗む話な…

介護の本

文芸春秋の吊広告に亀仙人みたいな顔があると思ったら今年の芥川賞受賞作家のモブ・ノリオ氏。 http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/ サングラスはかけたままのほうがよろしい、ね。つうか、顔変わりすぎ。家に落ちていた文芸春秋をめくったら全文掲載…

ヤクの本

最近ブックオフの文庫本エリアでやたらすっかすかの中島らもセクション。心の隙間を埋めてくれるからでしょっかね、モグロフクゾーを古本畑で追いかけて。で、自分もごたぶんにもれず「アマニタ・パンセリナ」を買ってきた。ドラッグに関してかなり知識で武…

電波の本

なんでもおもしろがる事のできる雑食性といいながら、洋モノSFの中にはどうしてもおいしくいただけない類のものがありまして。イギリスのジョークのように、ツボが違うんですな。楽しそうに夢の話をしてくれても、一向におもしろくない人と、何言ってもおも…

ただの愚痴

日記を書き散らしていて良いのは、人が本を貸してくれることですな。でも、好きな本をけちょんけちょんに言われるのは悲しいので二の足を踏むようです。そんなに喜びいさんでけちょんけちょんにしているわけじゃないのになあ。好意的だろうとそうじゃなかろ…

劇の本

松尾スズキの「キレイ」の脚本を読んで、AB君のギャグのネタが割れた。なるほどね、こういうのね、オイラ好きよ、でもね・・・そのまま同じレベルのもの作れると思ったら甘いも甘い!激アマだテメー!うっぎゃああ!!(泣き吼え)演劇ってそんなに数を見た…

戦争の本

「豪華声優陣全滅」と聞いていたが、大友克洋への愛ゆえに「スチームボーイ」を見てきた。帰りにIJ君とタコヤキつつきながら反省会をしてしまうくらいの残念賞。なぜだかもう他人ごとじゃない。AKIRA以降は大友作品を見ていないアメ人ファンに、したり顔で大…

金づるの本

ブルーバックスで売れ筋になっているという「『分かりやすい表現』の技術ー意図を正しく伝えるための16のルール」とそのシリーズ。自分の中ではは本ニアラズ=「非本」の類だが、仕事がら目を通しておく。看板、案内、マニュアルなど親切なはずのものが分…

らもの本

中島らも氏が亡くなってしまった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000513-yom-soci 長生きを念頭に生きている人ではなさそうだったけど、この人がいなくなると私の中での「大阪」の価値はぐっと下がってしまうのだ。数年前の広島出張で、や…

ただの説明

少し前から本の表紙画像を表示してみました。ISBNコードを入力するだけで良いので、苦労の少ないわりに見た目が良くてウホホなのだけれど、古い本だったりすると表示されないようですな。せっかくオパーイが表示されると思ったのに、しくしく。

ヒステリーの本

飛べない女の子を主人公にした脚本を書かなければならないので、関係なさそうだけれど「飛ぶのが怖い」を読んでみた。70年代に出版された時は、女性が語るにしては奔放な口の聞き方と性遍歴ネタとで話題になったのは想像に難くない。実際、傑作なフレーズも…

ただの報告

中村うさぎの「最後のY談」を立ち読みしてきた。そういえばこの間は「間違いない!」の兄さんの本も書店で読んだ。おもしろくっても、俺の本棚には入れてやんねーよー!という本は立ち読みですませる変な意地。そんなん本じゃねーよ、という奴は感想も書いて…

色男の本

最近夜中に酔っ払って岡野玲子の「陰陽師」を読むのが楽しくて。七夕の頃から少しずつちびちびと読み進めていたらもう盛夏になってしまった。最初はあのけそけそしたタッチが頼りないと思ったものの、読み出すとすべてのコマと絵とが細部にまでわたって「こ…

塩梅の本

熱烈な松尾スズキファンで、いっそのこと松尾スズキになってしまいたいと思っているに違いないAB君から松尾スズキの本を借りて読んでみた。とはいえ、「ぴあ」に連載されていた短いエッセイ集なので毒にも薬にもならない話が多い。むしろ、毒にも薬にもなら…

脳内の本

漫画家の休載中の過ごし方ってのは、きっと本当に体壊したりネタ集めている人もいれば、温泉行ってる人もいて、最初から自分なりのペース配分を行う荒木タイプもおれば、なんだかもっと深刻そうな富樫タイプもあるんだろうけど。実はマンガが描かれるペース…

ただのメモ

武尊温泉近くの川べりで涼みながら川面をじーっと眺め入り。 二度と同じかたちに跳ねる事はないのだろうな、と昔は思っていたけれど。実はいくつかのパターンを繰り返しているだけかもしれないと直感的に思ったり。まあ、どんな風に流れ淀み跳ね返ろうとも、…

ただの宣戦布告

色々な人に宣伝をし、一週間に渡って飽食を続けたので、とってもビバ☆ミソジ!なかんじで30歳になりました。出勤するのを嫌がって昼日中からぼんやり渋谷をブラブラしていても、世の中がキラキラして見えたっす。マジで。(そこ!嘘臭ぇとか言わない!)ここ…

ただの愚痴

義経の次の大河ドラマが「山内一豊の妻(仮称)」らしく。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040715-00000020-spn-ent主人公の千代って初耳ぞなー?と弟にメイルしたら「無学だなぁ」と返って来た。以下コピペ。 夫がかっちょいい馬を買うために実家から…